睡眠中にいびきをかく原因の多くは、鼻で呼吸をせずに口で呼吸をしていることにあります。
そこで、いびきをかかないようにするには、呼吸を改善することが大切です。
鼻の通りをスムーズにして、口呼吸ではなく、きちんと鼻呼吸ができるようにしましょう。無意識のうちに普段から口で呼吸をしてしまっているという人は、意識的に改善したほうがよいです。
眠るときには、口を開かないようにすることもポイントとなります。
睡眠中の家族のいびきに悩んでいる人、また自分がいびきをかいていて健康に影響があるという人は、いびき対策をして快眠を得ましょう。
眠りにつく前のいびき対策としては、次のようなことが挙げられます。
寝室の環境を整える
朝晩の温度差が大きかったり、空気が乾燥しているといびきが悪化しやすいので、加湿器や除湿器などを利用して寝室の環境を整えましょう。寝る前のお酒は控えめにする
アルコールを飲むと気道の上部の鼻粘膜が充血や膨張するために、鼻での呼吸が苦しくなり口呼吸をせざるをえなくなります。ですから、寝る前の飲酒の量は控えめが望ましいですね。
寝る姿勢に気をつける
仰向けに寝ると鼻やノドなど上気道が狭くなりますので、横向き、またはうつ伏せに寝るほうがよいでしょう。それから、枕の高さも低いほうが、いびきをかきにくいです。また、太り気味の人は、首周りについた脂肪を減らしてスムーズに呼吸ができるように、ダイエットしたほうが良いでしょう。
なかなかいびきが治まらないという人は、いびき対策グッズを使ってみるのもひとつの方法です。テープ型で鼻に貼るタイプのものやスプレー式の手軽なもの、歯ぎしりの防止にもなるマウスピースなども市販されています。